急いで死なないでほしい

 また新しい自殺の仕方が流行ってきた。新しい流行がこういうことで起こるのは何とも悲しい。しばらく前に読んだ本には、自殺未遂に終わった人が死とぎりぎり境の所で思うことに「死にたくない」ということが非常に多いのだと書いてあった。どの程度「普遍的」なのかはわからないけれども、著者は死から生還した人にインタビューをしてそう書いているからある程度はそうだろう。そうあって欲しい。僕も小中学生の時には何度か死にたいと思ったことがある。死ななくてよかったとか、なんであの程度のことで、と今振り返るのは少しずるいと思うけれど、死に急ぐ道が正しいと言う気もない。僕は今40を手前にして、死ぬことが怖くてしかたない。あの当時、死にたいと何度かつぶやいたけれど、生きることが怖くてしかたなかったかどうか。たぶんそこまで頭が回らなかったのだろう。

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